■帰国イヤならイラクに亡命すれば・・・

 イラクで解放された日本人人質側から今後もイラクで活動したいとの希望が示されたことに対し、日本政府内で16日、不満や戸惑いの声が広がった。

 政府高官は「信じられない」と驚き、「どうしても(帰国が)嫌だと言うなら、イラクに亡命してほしい。あれだけ国費を使っているのだから損害賠償させたい気持ちだ」ときつい表現で今後の活動を控えるよう促した。

 解放された3人は帰国を拒否したり、直ちに再入国する意向を強く主張しているわけではないが、政府高官らの発言は解放による安堵(あんど)感に加え、人質事件と自衛隊撤退論が結び付けられたことへのいら立ちが背景にあるようだ。
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-040416-0029.html

■誰も危険を冒さなければ、私たちは前進しない

 パウエル米国務長官は15日、イラクで日本人2人が行方不明になるなど、外国人が人質になる事件が続いていることについて「イラクでの情報網を駆使し、居場所の特定や救出のためにできることは何でもやる」と語った。

 また、「誰も危険を冒さなければ、私たちは前進しない。より良い目的のため危険を冒した日本人がいたことを私はうれしく思う」と述べ、3人の自己責任を問う声に反論。「危険を冒した市民がいることを、承知でイラクに派遣された兵士がいることを、日本の人々は誇りに思うべきだ」と述べた。
http://www.asahi.com/international/update/0416/005.html

派兵賛成論者→自己責任を追求
派遣反対論者→自己責任とか無責任なこというな
id:hizzzさんの言葉を借りれば『二者関係&排除というカタチ』、どっちに立つんだ、相手がアホじゃみたいな意見がほとんどだったなかで、これは新鮮。

「公」は思想信条抜きにして「私」を守るものだという理念、この国でのその理念の不在をまざまざと示されたようだ。もっともその理念は「自国の敵には苛烈」という側面も持つのだけれど。

個人的には『誰も危険を冒さなければ、私たちは前進しない。』ってところに同意。
誰かの犠牲があったから、それが毒キノコだとわかったのである
http://d.hatena.ne.jp/beach_harapeko/20031114