解放の1人、日本大使館に移送後 聴取に不快感
「悪いのは自衛隊」「なぜ警察がいる」

 人質三人はバグダッド市内で解放された後、身柄を引き取りに来た上村司駐イラク臨時代理大使とともにいったんバグダッド市内にある日本大使館に入った。大使館内では、日本政府の担当者により、拘束されていたときの状況など簡単な事情聴取が行われたもようだ。

 このなかで人質の一人は「イラク人は悪くない。悪いのは自衛隊だ」などと述べたという。さらに、人質事件解決のためバグダッド入りしていた警察庁の「国際テロ緊急展開チーム」のメンバーに対し、「どうして警察の人がいるのか」と不快感を示していたという。

 政府の担当者は事件の解決に向けて、日本政府が全力を尽くしていたことや、世界から大きな関心を持たれていたことを、事件を報道した新聞などを見せながら説明。「こんなに世の中は心配していた」と理解を求めると、三人は事件の反響の大きさに驚いた様子だったという。

 三人のうち郡山さん、高遠さんの二人はイラクでの活動の続行を希望し、これに対して日本国内では批判が強まっている。これと併せ、三人のうちの一人の自衛隊批判発言はさらに波紋を広げそうだ。これに関し、政府関係者は「解放された直後ということもあり、気分が高揚していたのかもしれない。三人の解放に向けて、政府をはじめいろいろな人が努力していたことを理解してもらうしかない」としている。

http://www.sankei.co.jp/news/morning/17iti002.htm

乙一に「死にぞこないの青ISBN:4344401638」という作品がある。
教師による生徒のイジメ、という陰惨なテーマだ。
クラスをまとめる自信を無くした若い教師が、ひとりの生徒をスケープゴートにする。教師は、誰かが宿題を忘れたり、クラスが騒がしかったり、問題が起こるたびにそれをすべて、その生徒のせいにする。
そればかりか、彼が宿題をやってきたり、テストでいい点を取ったり(彼は勉強ができる)すると、教師はこういうのだ。
「みんな、○○くんは、頭がいいことを自慢してます!」
こうして、仲のよかったクラスメイトもみな、彼をクラスの輪を乱す厄介者として疎んじ、それぞれの欲求不満のはけ口として扱い出す。
そうして、そんな彼がひとりいることで、クラスはまとまり、平和に日々は過ぎていく。彼ひとりをのぞいては。

というわけで上記記事。前日のK.T.さんへの返答もかねるのだが、これは自己責任を問う冷静な社説などではないよ。
「先生、○○くんが、またこんなことをしていました!」といいつける、小学生並みのメンタリティだ。

つうか、イジメはやめろー!