周りの子

自分のこどもをいじめる、周りの子が憎い。

これ、相手が幼児であったとか、実際に手にかけてしまったという事実を別にすれば、実に“真っ当な”感覚なのではないかな。

5歳くらいでもいるよ、ひとりの子供を苛めるために、他の子供と徒党を組んで孤立させるようしむけたり、その子の大事なものをあえて壊したり、そういうことを意識的にできる奴。

俺は男親なので、はっきりと子供に注意するけど、『おともだち』のお母さん同士、という人間関係は、そういう波風を極度に嫌う。

そういうことを書くと『誰もが人間関係のストレスには悩んでいる』という反論がくるだろうけど、そのストレスの強度は、たぶん、そういうことをあまり苦にしない人間には、計り知れないくらいの重さがある。

そもそも『人間関係のストレス』は『人間関係』の中で発散できないから苦しい。
『浮いている』『友達つくればいいのに』と言われる人たちは、その言葉自体がまた刃になり、心が傷つけられていく。

けれども、『おともだちのお母さん同士』という関係性は、表面的な友好と共存を第一義にする。『浮かない』『友達でいる』ことを無配慮に押しつけてくる。

俺はねえ、旦那さんや親御さんに、もっと気をつけてあげて欲しかったと思うよ。『浮いててもいい』『友達にならなくていい』って一言はあったんだろうか。

想像でこんなこと書くのは、それこそ無神経の極みなんだろうけど、あんまりにも誰もがこのお母さんを批難するばかりなので、誰もがあるときに、信じ難いほどのストレスを受けることがあるのだ、しかも、今あなた方が発しているような、無神経で想像力のない、暴力的な言葉の束によって、と、どこにともなく吐き捨てておきたい。