直木賞作家と芥川賞作家の活字力

活字文化公開講座
 本の街からの発信『活字のパワーを取り戻せ』
  ■直木賞作家と芥川賞作家の活字力
 日時
  ■2003年11月1日(土)13:00〜15:30 入場無料
 場所
  ■明治大学駿河台校舎リバティタワー 1階ホール
 内容
  ■第一部
   基調講演 「活字のパワーを取り戻せ」(逢坂剛
   特別講演 「本のある街にて」(堀江敏幸
  ■第二部
   対談 【神田神保町】本の街で考える活字の力、文学の力
 受付開始
  ■9月16日(火)電子メールで受付の上、抽選。
   katsuji@yomiuri.com

  http://academy.meiji.jp/ccs/top/open033.html

逢坂剛という人は読んだことがないので知らないが、堀江敏幸の話は聞いてみたい。とりあえず、メールは出してみようかと。
堀江敏幸って、三島賞芥川賞川端康成文学賞までもらっているのか。堀江作品って文学とか小説とかいうカテゴリーに属すのか?という疑問の反面、それでも美しいリズムの文章を読む楽しみや、本のことばかり考えている本オタクの内面描写が楽しくて大好きなのだけれど、賞とか伝統的文学からは遠い存在に思える。

それは『文章を読む快感』より、『面白いストーリー』とか『感情移入できるキャラクター』とか『劣情を催す××描写』が、売上や栄誉を左右する、つまり『小説・文学であること』より優先されている日本の出版市場があって、それに対するアンチテーゼとして、こういった『市場から遠く離れた』作品が賞賛される、ということなのか。

それが売上にもつながって、堀江先生がご飯を食べられて、また面白い文章を発表してくれるならそれは嬉しいし、その状況を『出版文化の成熟』と呼ぶことに吝かではない。などという単純な話でもないんだろうが、今は仕事中なのでこのへんにしておきます