『ジャンキー編集者』『大市民』

大麻でタイホの元マガジン編集者が自伝を出版
グラビアページ担当なだけに、グラビアアイドルとイチャつきほうだいだわ、海外行きほうだいだわ、年収1500万円だわ…心地よい嫉妬にくるまれてギリギリしたい人におすすめ!

http://www.excite.co.jp/book/news/story/?channel=0002&code=00021063725105

この人ではないのだが、一緒に逮捕されたほうの、やっぱりマガジンの副編集者だった人のことをちょっと知っていた。グラビア担当で華やかでギラギラしてて日焼けしてて大声で威圧的でとかそんなところの全然ない、田代まさしのような髭めがねでひょろひょろしていて腰の低い、嫉妬でギリギリ!というより心配でイライラ!って感じの人だった。
向いてない
ヒトコトで言えばそういうことかもしれない。とてもじゃないが、悪いことで金儲けして、女とっかえひっかえしてアルコールもクスリもバンバンやって、人生全速力で駆け抜けられる格好良い人とは思えない。
器じゃない
と言っても差し支えないかもしれない。
彼に限ったことではなく、たかだか一企業のサラリーマンが、所属する会社を嵩にきて、『おいしいめ』にあうという図式には『嫉妬』というより『蔑視』をもって処するのが良い。
組織の力を否定するほど潔癖な私ではないし、そもそも弱者からの略取が金持ちを生むということは間違いないのだけれども、やはりそうした立場をわきまえ、略奪するもの、社会的な強者としての責任感もなく、ただただ弱者に対し威張り散らす輩の心根は貧しいし、その表われが『おいしいめ』などという破廉恥な言葉を発するだろう。

やっぱり札束でいっぱいの財布を振り回し女はべらせて銀座のクラブでナポレオンでウハウハ!みたいなことをするには、梶原一騎のようなある種『器のでかさ』が必要なのではないか。いまの世の中からすっかり消えてしまったかに見えるそんな『器のでかさ』にこそ、私は『嫉妬』する。



↑ちょっと、柳沢きみおの『大市民』のようですね(笑)
柳沢氏、今週の『大市民』で、
「イタリアにはコンビニが一軒もないのに、日本はコンビニだらけ」
と嘆いていましたが、
「コンビニの立ち読みでなきゃアンタの漫画なんか読まん」