『マトリックス・リローデッド』現地直送映画評

カリフォルニアの映画学校で映画修行中の李小田さんから送られてきた『マトリックス・リローデッド』の映画評です。

これはこの映画に関する私の大きな疑問なのだが、ウォーシャオスキー兄弟は、この映画の一体何処を演出したのであろうか?と言う事である。最後に流れるロール・テロップに、私は圧倒された。製作スタッフは、1000人は優に超えていたであろう。その中で、“アシスタント・ディレクター“と名のついたものが、どれだけいたかわからない。アメリカ、オーストラリア、、、、、それぞれの場面で何十人というアシスタント・ディレクターがいた。この映画は、個々の場面をアシスタント・ディクレターに監督させ、ウォーシャオスキー兄弟が、総監修したものであろう。それでなくては、このスピードで、パート2とパート3の一挙撮影は不可能だ!(中略)低予算で作られた嘗ての良作「バウンド」のように、凝った絵作りをすることや、話の細部までウォーシャオスキー兄弟が関わる事は、もはや必要としない。

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