ローズマリーの赤ちゃん

6日(金)、at WOWOW。
デジタル修復された古いフィルム独特の毒々しい真っ赤な花束に目が釘付けになり、なんだこの映画はと思っていたらジョン・カサヴェテスがにやにやと現れて、ああローズマリーの赤ちゃんかと最後まで観てしまう。
アパートの一室に赤ちゃんと夫だけで小さな王国を作ろうとする妻に対し、隣近所を介入させて家庭を社会化(悪魔社会なんだけど)しようとする夫の無神経が、妻の神経を壊していくという、『間違った引きこもり対策の見本』みたいに捕えるとぐっと現代に通じるテーマになるなと思った、俺が生まれた年の映画だけど。

コメントをたくさんいただいた前回の項に補足がいるかなと考え続けていたのでそんな観方もしてしまうのだった。

休みとなると近所のお父さん連中連ねて海の家で酒盛りをしてる私の顔は、妻から見れば悪魔のように見えていることだろう(笑)