Sophy Rickett 個展 行ってきました
深い闇のなか、はかなげな明かりに浮かぶ無表情な物体が、明かりそのもののように剥き出しでそこにある、感じ。
夜目の効く動物の視線を印画紙に焼き付けたような、孤独とか静寂とかいう意味をなくした夜の風景画。美しいです。
さてSophy Rickettさんは、昔銀行に勤めていたころ、『何かやりたい!』という表現欲に突き動かされて、夜の街を徘徊しては、あの『立ちション』シリーズを撮影していたのだそうです。
ギャラリーの人に無理を言って、展示作以外の写真も見せてもらったり(それがまた良い)、そんな話も聞けたりして、とても楽しかったです。