『Rose Hip Rose』『カイジ』『ホムンクルス』

朝からひどい頭痛だったのだが、通勤途中、コンビニで漫画を立ち読みしたら納まった。きっとこんな漫画ばかり読んだのでアドレナリンが分泌されたのだろう。

■『Rose Hip Rose』藤沢とおるアッパーズ

会田誠にライバル心でもあるのかと思った。暴力と女子校生描写で負けるわけにはいかないと、『GTO』 の人気作家がマガジン連載打ち切ってまで青年誌でぶちまけた怨念の結晶。毎回、人が爆発する。しかも絵がリアル。殺人者のイッちゃた眼が印象的だが、テンションがさすがに長続きせず失速気味。

■『カイジ』福本伸行ヤングマガジン

パチンコ勝負も決着寸前だが、ややネタばれ気味。ビックコミック連載『最強伝説黒沢』のほうが面白い。

■『ホムンクルス山本英夫(スピリッツ)

『フラスコの中の小さな人』の意から転じ、心理学においては

19世紀的な運動制御の理論によれば、随意運動を行う主体――大脳新皮質の特定部位に擬されることもある――は、運動に先立って基本的な目標を設定し、これを実現するのに最適な要素プログラムを蓄積された記憶情報から引き出し、一連の行動プログラムに練り上げた上で、脊髄に指令を送るとされた。この考えに従えば、意志機能は、目標を設定し指令を発する脳部位に帰属することになり、意識化を含めた高次の精神現象がすべてここで実現されると見なせる。素朴なイメージを用いるならば、ここに意識を担い身体を制御する“ホムンクルス”が存在するとでも言えようか。

と言われる、実に興味深いタイトルを冠した『殺し屋イチ』作者の新作。
何か人体実験モノであることは匂わされてきていたが、今回その全貌が明らかに。

なんと、頭蓋骨穿孔手術による脳の解放!!!

われらがOZ★オザワカヲル先生による解説http://www002.upp.so-net.ne.jp/harapeko/spa/19.htmlで予習して、次号を待とう。