プロ野球は地上波で放映するなと

夜のニュースで佐々木・清原対決を見る。清原の泣き顔を見ながら「嫌だなあ」と気分になる。

それは例えば、とんねるずが築いた80年代テレビの方法論=身内をはべらせて放送を半ば私物化することによるバラエティを見るときに感じる「嫌だなあ」と同じもので、言わずもがな、佐々木も清原もその「テレビの方法論」によって芸能人化された野球選手のハシリだもの。

しかも芸能人としての「とんねるず」も「佐々木・清原」も全盛期は過ぎているわけで、それでもなお周りに迷惑をかけ続けるその態度も、過去の威光=視聴率が取れるかもという小心者のスタッフの安心という保険のみで支えられているテレビ的構図もとても「嫌だなあ」。

しかし一番「嫌だなあ」と思っていたのは牛島監督なのだろう。このテレビ的茶番を、肝心の中継が始まる前に済ませてしまうなんて、何ていう効果的な意趣返しなんだろう。
とはいえこの試合がTBSの中継であったら、局の意向で8時半前後の登板が指示されていたのだろうな。

嫌だなあ。