補足
マスコミを敵視する情報はチェーンメール化しているらしい。
そんな状況下で、マスコミの取材陣が50人近く現場付近を陣取っています。小千谷市役所の正面に車を止めて、そのために、救援物資を運ぶトラックは遠くに止めることしかできず、ボランティアの人たちがせっせと現場に物資を運んでいますが、報道陣は、それを手伝う気配すらありません。心労と肉体的疲労が積もっている被災者のかたがたに、当然のようにマイクを向け、24時間カメラをまわし続ける神経もさっぱり理解できません。
現地では今、「大人用の紙おむつ」が不足しています。「赤ちゃん用おの紙おむつ」は足りています。あとは、トイレが使えなかったり、下着をかえられなかったりするので「パンティライナー」があると重宝しますが、こちらではもう品切れで手に入りません。P&G 、花王、ネピアなどの紙おむつメーカーに電話をして、現状を伝えてください。夜の寒さが厳しいです。お年寄りは使い捨てカイロをもむことすらできないので、「貼るカイロ」が必要です。
(http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20041101#chainmail より孫引き)
緊急時こそ冷静さを保ち、偽の情報に釣られないようにしないと逆効果。無用な混乱をまねきかねません。
まさにそのとおり。とりわけそういう『敵視』とか『同情』といった、感情を喚起する言語には『共感』や『反発』といった強力な伝播力があるのだから。
『お年寄りは使い捨てカイロをもむことすらできない』ってくだりはNHKの番組でも『友人が被災地の知人より受け取ったメール』とうい形で紹介されていた(10/28 『お元気ですか日本列島』)
情報収集のシステムが確立していない時点での混乱ぶりが現れているんだと思うけれど、放送機関はちゃんと設備を投資して『アメダス』のような情報ネットワークを組み上げたらどうだろう。地上波デジタルの双方向性って、そういうところで生かすべきだと思うよ。視聴者参加型クイズとかテレビショッピングばっかじゃなくって。