六本木というのは他でもない、今話題のライブドアに用事があって行ってきたんですが、やっぱり仮にもプロ野球球団を持とうという会社が、受付に段ボールを放置したままではよくないと思った。IT業界ならではの家庭的な雰囲気といえなくもないですが、同じビルの楽天の受付の洗練ぶりと比べられてしまうでな。

そんなことより、森タワーの2階建てエレベーターは面白い。
(ダブルデッキエレベーター、というらしい http://www2.toshiba-elevator.co.jp/elv/newsnavi/volumes/09/navi/lib01.html
昇降機の箱が上下2階建てになっていて、上の箱は偶数階、下の箱が奇数階に止まる。
ロビーも偶数階行きロビー、奇数階行きロビーにわかれてて、最初行った時はその意味がよくわからなかったのだけど、先日乗ったときに、自分の乗っている箱は誰も乗り降りがないのに、下の箱で乗り降りがある為に停止するという奇妙な体験をして、ようやく仕組みに合点がいった。

面白いのは、このエレベーターを使っては、隣接する上下階には直接行くことができない、偶数階から奇数階へは決して行けないということ。そのために、まるで一つの建物内に偶数階のみ、奇数階のみの2つのビルが2重写しのように収まっているような構造になっている(当然どこかに非常階段や、各階どまりのエレベーターはあるだろうが)。

どこかでそういうミステリを読んだような気もする。『キマイラの新しい城』
ISBN:4061823914リックは出てこなかったけど、殊能先生、森タワーのほうは取材しなかったのかな?