最近、新聞やテレビのニュースを見ていると、ある小学生の女の子がつくったホームページというものが紹介されているのをよく目にする。
本人の許諾のないままに、半ばプライベートに準ずるものが平然と曝されていて、まるで2chのようだなと思う。
記者はこのページ(アーカイブ)を2ch経由で探したのだろうか。『少年犯罪が起こるたびに繰り返される、2chでのプライバシー侵害』のようなきれいごとが、彼らにとってほんの建前で、俗物根性、覗き趣味は同根じゃないかという指摘はさておき、メディアにおける『ホームページというプライバシー』の取り扱いが、なんの内部からの批判もなく、なし崩しに『さらしあげOK』になっているのは、ちょっとまずいんじゃないか。
『犯罪者だから』『一般に公開しているのだから』まあいいだろう、という自己責任理論じゃないかこれは。
未成年に、そこまでの責任を負わせているんだという自覚が、きっとこういった人たちにはないと思うよ。
皆が書いているからというなし崩し的な責任放棄で、『犯罪者だから』『サヨだから』『ハッパ吸ってる馬鹿タレントの馬鹿っぽいヨメだから』という無茶な自己責任論の誤用を正当化する報道が大手を振っている状況はおかしい。