スポーツ新聞と言う媒体
あっけらかん安田さん「拘束楽しかった」
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_04/t2004042102.html
- 発言の揚げ足をとる
- 決めつける
- 誇張する
- あいまいな字句で誤った印象に誘導する。
というのがまあゴシップの基本なわけで、これなんか典型的な芸能記事だよな(サッチーバッシングとか覚えてる?)
しかしつい数年くらいまえまでは、若年層ってほとんど、スポーツ新聞をはじめとする芸能ゴシップ記事なんか読まなかったろう。
実際、そのころスポーツ新聞の媒体効果って、芸能・広告業界では疑問視されてて、ほかの媒体探せよ!って有象無象の電子端末やら街角ポスティングやらが現れては消えたりしてた。
それがYahooとか、ISPなどが無料サービスとしてスポーツ新聞の記事を配信し始め、それが2chあたりで「ソース」として重用されはじめてから、風向きが変わってくる。なんせスポーツ紙に掲載されちゃえば、勝手にあちこちコピペされて広まってくれるのだから、宣伝効率はむちゃくちゃよいということになる。
ので、芸能・TV・映画業界は、競ってスポーツ新聞にネタを提供し、ますますいろんなところから配信されるようになる。
で、Blogがさらにこれらを増幅させることで、スポーツ新聞・夕刊紙の記事はいまや、ネット上では大手新聞社の記事と変わらない重みを持ち始めている、のだな。
要は、コピペできるソースとしての流出量が世論の傾向を決定しているにすぎないのですね(すくなくともこのネット上では)。
まあいまさら、ちゃんとした文章とそうでないものを判断する想像力と読解力をつけましょうなどとコピペ厨房(一回使ってみたかった 笑)に言っても詮無いので、ここはひとつ、この「ISPへの記事配信事業」に、イマイチ本腰が入ってなさそうな日刊ゲンダイさんに、ぜひ本格参入していただきたいと、こう切に願うわけです。
もちろんこちらも「小泉はバカ」「官僚は無能」「有権者はお気楽で救いがない」と誇張と決めつけのオンパレードなんですがhttp://current.ten.thebbs.jp/1082273339/16、なんか常に世の大勢の反対意見を言い続けるこのメディアは、天の邪鬼さんたちには支持されるんじゃないか。
で、これを各ISP、ポータルサイトからがんがん配信していただくことによって量によって世間の意見の偏りを中和させる。なんせ、コピペさんたちは、扇情的で刺激的な文章であればなんでもいいんですから、中身なんか。きっと夕刊フジの低俗な記事と同じように、競って引用してあーだこーだと(同じことを)書いてくれるにちがいありません。
ぜひ、日刊ゲンダイさん、ご検討ください。