メディアと人質事件

■「人質・家族バッシング」に異論噴出 政府責任問う声も
http://www.asahi.com/national/update/0420/003.html
例のパウエル発言がweb上に復活(再引用)。この発言の「トゲ」は不問にしつつも、とりあえず国内の狂った世論に対するオルタナティブを提言しようとすることは評価したい(しつこく引用しているので)。

■3邦人人質ビデオ未放映映像を解析 内藤正典・一橋大大学院教授
日本語話す人物存在 「言って、言って」発言促す

http://www.sankei.co.jp/news/morning/21iti001.htm
■映像の“首にナイフ”は演出だった!…3邦人人質事件
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200404/sha2004041801.html

「自作自演」を叫ぶ世論に悪乗りし、さらにそれを煽る最低の記事。
しかもどこにも「自作自演」でとことは書かずに、見出しで「そうであるかのように」誘導する手法(スポーツ新聞的!)は狡猾。

この記事を書いた記者は、本質的にネットで「自作自演!」と叫んで憂さを晴らす連中と同じメンタリティだと思う。違いはその影響力の大きさのみ。

(影響力ってどういうことかわかってる?君の発言で、人を具体的に傷つけることができるってことだよ

この記者は、その重みをわかっているのだろうか?無記名記事であれば、責任はすべて新聞社であると頬かむりで済むと思っているのか。(どこにも「自作自演」とは書いてません!とアリバイつくり=組織の内に向けた責任感だけはしっかりしてます)

もし、その重みがわかっていないのなら、この記者は限りなく愚鈍だし、意図的であるなら、犯罪的に悪どい輩だ。