ちょっと嫌なことを思いついてしまった。上記引用にあるように、メーカー(の輸入部門)と大手ショップは、平行輸入盤の取引において、その利害を一致させているわけだ(大量に買ってもらえる、安価に仕入れられる)。
そうなると、一部大手ショップとメーカーの間でだけ、今までのような(価額優遇的な)関係を保ちつつ、中小・独立系のショップ・卸業者には、輸入権をタテに流通を差し止めるようなことが可能なのではないか。
大手ショップの画一化された品揃えに閉口した音楽ファンが通うような、僕で言えばDiskUnionだとか中南米音楽だとか、そういう独自の輸入ルートを持ったところにしわ寄せがいかないか?
あるいは、大手ショップでがんばっている、一部の社員バイヤーなどが、利益優先を口実にその活動を制限されるようなことがあるとしたら?
いまだに大手輸入レコードチェーンから一切のコメントがだされていないことが、不気味に思えてきた。