斎藤美奈子

先日ちょっと触れた、朝日新聞誌上での斎藤美奈子のコメントがこちらで引用されてました。
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20040117
抜粋

ここ数年、大きな文学賞の受賞者に女性が目立つとしたら「優秀な女性作家が増えた」のではなく「彼女達の作品を理解する(誤解や幻想がまじっているにしても)中高年の文学者が増えた」からだと私は思う。10代〜20代前半でデビューし、いまも第一線に立つ女性作家は少なくない。かつての芥川賞にはそれを評価するセンスがなかっただけの話。変化したのは受け入れる側。今回の結果もその意味ではごく自然な流れ。「若い/女子」だからといって甘くみちゃだめです。

それに対するコメント

しかし、斎藤の批判は「偏見」を持っている人に対しての牽制にはなるが、斎藤が考える受賞の理由や書評が載っておらず、斎藤のポジションが全く見えないため、実際に「読んだ」上で批判している人にとっては、まったく無意味な意見となってしまう。「読まずに」批判している人があまりに多いので(読まない奴は批判する資格がない、という事ではない。そもそも何を持って「読んだ」とするかは非常に難しい)、その文脈では非常に重要な指摘だとは思うが、足場が確立されていないことで古典的なフェミニストの常套句に成り下がってしまうことだけは避けて欲しい。

同意しますね。

ところで、
「彼女達の作品を理解する(誤解や幻想がまじっているにしても)中高年の文学者が増えた」
って一文、ようはロリコンを恥じない中高年が増えたってことなのかな?誤解や幻想がまじっているにしても。