beach_harapeko2003-12-18

更新しちゃったので駄文追加。

通勤途中、いつもと違うコンビニに行く。駅前のコンビニの、混雑したレジを避けるためだ。ビルの地下にあるその店は今朝も空いていて、私は手早く目当てのブツ(ブルボン・アルフォートミニチョコレート)を手につかむと、レジに向かい、そこに許しがたい光景を目にした。ふたつしかないレジに、客が殺到している。見ると、朝の混雑になれていないのか、レジ打ちのにーちゃんねーちゃんの動きがやたらスローモー。朝のコンビニはキオスク並みの反射神経と動体視力を必要とするのに、なんだ君達は田舎のタバコ屋の婆さんか!?さらに客も『朝のコンビニ』というものを全く理解していない。どちらの列が早いのかわからずに、列の後方で右往左往する者。レジで値段を聞いてから、やおら鞄の底の財布を探し出す奴。おい、そこの!お茶とパンひとつで領収書きって貰ってんじゃないよ!アア、いつもの朝のコンビニの、卓球選手にも勝るとも劣らないレジ打ちの手さばき。まるで生産性に優れた工場のラインのように、澱みなく開いたレジに並び、予め用意した小銭を差し出すが早いが、一瞬で返されるお釣りを財布に入れると同時にレシートをレジ脇の袋に捨てる、優雅さえ感じさせる洗練された客の動き。やはりいつもの店に行っておけばよかったかと後悔する間に、おお、やっと俺の番だぜ。いいか、俺が『朝のコンビニ』の洗練ってやつを見せてやるぜ。ふふ、もう小銭は手にしているしな!ほら、100円!
『あの、あと5円足りないんすけど』
しまったあ〜!!!財布はどこだ〜!!!