堀江敏幸は舞城王太郎か?

http://d.hatena.ne.jp/solar/20031216#1071537963

舞城王太郎のもてはやされ方と、堀江敏幸のもてはやされ方は似ているのではないか」

確かにこの二人の著作は熱に冒されたように読みあさった。なによりも「音色」であるとか「リズム」であるとか、文章の、音楽的な読む心地よさは共通点としてあげられるけれど、もうひとつ考えているのが、この二人の作品には「読者の視線と語り手の視線」が重ならない、「感情を移入することができない」くらいの距離感があって、それは例えば「矢野顕子を聴いて泣くことはない」ような絶対的に凄いものに接したときの距離感がある安心感みたいなみたいなものをも思い起こさせたりする。