道後温泉

朝、目が覚めたら、浴衣を着た湯上りの俺が、30畳敷きの座敷でひとり、お茶を飲んでいた!

道後温泉http://www.dogo.or.jp/というのは温泉郷全体の名前なのか、それとも写真の浴場のことを言うのかよくわからなかったのだが、正確にはこの建物は、町営の公衆浴場、道後温泉本館http://www.dogo.or.jp/shiru/shiru_s/honkanjyo.htmと言うらしい。

普通の公衆浴場と違って、数百円余計に払うことで、浴衣やタオルを借りて特別な風呂に入ることができて、なおかつ広間で休みながらお茶とお菓子をいただくことができる。

最高ランクは個室利用なのだけど、独りだし空いてるだろうと広間に通してもらったら、これが他に誰も客がいなくて、風呂も休憩所も貸切状態。

で、冒頭の場面になるのですね。ゆるゆると茶をすすりながら、秋色づいた窓の外の山々を眺めていると

秋もはや 塩煎餅と 渋茶哉 (子規)

って感じでしょうか。