[[電波の日]]

6月1日は『電波の日』なのだそうだ。総務省では、毎年6月1日から10日までを「電波利用保護旬間」と定め「不法電波の違法性、反社会性について、広く一般にアピール」しているのだという。

そんなことを知ったのは、毎朝使うバス停向かいのミニFM局の壁に貼られたキャンペーンポスターを目にしたからなのだが、その様子はこんな。

『不法電波は、犯罪です。』と太ゴチのキャッチフレーズが朝から凶々しく通勤客の目に飛び込んでくるのだが、絵柄も凄い。

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白塗のバンが『不法電波、監視中。』って、まんま白装束集団か。右上に『総務省』とか書いてあるが、『不法電波は体に毒なので、白い車で防衛しましょう』と国がすすめているように見えるではないか。我々の身体は知らず知らずのうちに、不法電波に犯されているというのか。なんて恐ろしい。
(ネタが半端に古いのも、恐ろしい)

ちなみにここで敵視されているのは主に、長距離トラックなどで使われている無線通信(『トラック野郎』で文太兄ィがキンキンと会話を交わすあれ)のことである。もう一枚のポスターには、トラック運転手とおぼしき人物が、覚醒剤取り締まりポスターなどにありがちな、無用におどろおどろしい役所ポスター調で、でも妙にカッコよく描かれている。なんだが、エレクトリック時代のマイルス・デイビスのジャケットのようだ。